表題の通り、「大島地区河道掘削その2工事」が竣工いたしました。
それでは、「現場代理人の声」をどうぞ!
本工事は、新潟県三条市大島地区において、信濃川の安全な流域を確保することと、水際の湿地再生を目的
とした工事です。
工事としては、河川内の土砂を掘削し所定箇所へ運搬するという内容でしたが、最先端技術であるICT(情報通信技術Information Communication Technology)を活用した工事を行いました。
ICT活用の内容は、TLS(地上型レーザースキャナー)測量により現況地形を3次元化し、そのデータ
を基に作成した3次元設計データを搭載したマシンコントロールバックホウにより掘削作業を行います。
掘削後の出来形もTLS測量にて測定します。
この技術により従来工法と比べ、掘削目安となる丁張設置が不要であったり、測量にて川際の足場の悪い危険
な箇所へ近づく必要が無い等、省力化・安全性が飛躍的に向上します。
今後も、更なる技術の発達により、建設業という業界が、スマートで魅力ある業界へと変わっていくと思います。
最後になりますが、御理解と御協力をいただいた地域の皆様をはじめ、発注者・協力会社、また、この工事に
係ったすべての皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
①着手前 ②竣工(掘削完了時)
③3次元起工測量(レーザースキャナー) ④掘削状況(全景)
⑤土砂積込状況 ⑥掘削(ICT活用施工)
⑦掘削(ICTモニター) ⑧3次元出来形測量(レーザースキャナー)