表題の通り、「上沼道　下野田地区改良その２工事」が竣工いたしました。

「現場代理人の声」をどうぞ！

本工事は、上越市と魚沼市を結ぶ【上越魚沼地域振興快速道路】の上越地域の一部を【命をつなぐ上越三和道路】

として直轄工事で整備している一環で、上越市下野田及び本道地内に２基の市道横断ボックスを作りました。

工事の特色としては、i‐constructionの一環で規格の平準化に伴う大型ＰＣａ（プレキャストコンクリート）製品の活用、

第三者品質証明員による管理業務の試行、完全週休２日実施支援モデル工事としての対応等です。

※プレキャストコンクリート：現場で組み立て・設置を行うために、工場などであらかじめ製造されたコンクリート製品

大型ＰＣａ製品の活用は、冬期間雪に覆われる北陸地域では絶大な効果を発揮し、雪の中でも雪寒養生を必要とせず、

高品質な構造物の構築を可能とします。又工期の短縮にも有効で、中学校の通学路として最短期間で供用開始できました。

第三者品質証明員は、出来形・品質管理を第三者である民間企業の品質証明員により管理するもので、発注者監督

職員等の負担軽減、立会回数を増やすことによる品質向上を目的としています。これは、立会回数を増やすにあたり

現場業務が増えないように、事前協議で調整が必要でした。

完全週休２日実施支援モデル工事の対応については、荒天時の土工施工不能日の補完や通学路供用日までの

工程調整等で４５２日間中１１日間の土曜作業を行いましたが、代休を４週以内に取ることで完遂となりました。

現場は上越寺インターから鶴町インターまでの約７㎞の早期開通を目指し、活況を呈しています。

最後になりますが、地元の方々をはじめとし発注者様並びに地元業者の皆様ともしっかり連携を取り、円滑な工事運営を

行うことができ大変感謝しております。ありがとうございました。

①本道工区　着手前　　　　　　　　　　　　　　　　　　②下野田工区　着手前

③本道工区　完成　　　　　　　　　　　　　　　　　　　④下野田工区　完成

⑤底版ピース据付状況　＜雪が降っても大丈夫！＞　　　　⑥妙高山を背後に臨み、頂版ピースの据付

⑦ ＢＯＸの埋戻しは、バランスよく左右同時施工です　　　⑧補強土壁背面には、軽量骨材を使用しています

⑨市道供用中＜落下物に注意して作業します＞　　　　　　⑩完全週休２日にご協力頂いた皆さん